面接は、何回行っても緊張しますね。
自分は何度も面接に行った経験がありますが、面接する期間が空くと、やはりガチガチに緊張します。
そこで、今では面接する側になった自分が、面接の苦手意識の原因と対策をいくつか考えてみました。
面接時におきる緊張や不安感はどう解消する?
面接に緊張することは自然な反応です。
こうした反応は、これからどうなるんだろうという状況や、採用になるか不採用になるかなどの結果に対する不安によって引き起こされます。
この不安を緩和するためには、まずはリラクゼーションテクニック(深呼吸や瞑想など)を身につけていきましょう。
深呼吸は、リラクゼーションと集中力UPの手助けになります。
具体的な方法としては、「4-7-8呼吸法」がおすすめ。
「鼻から静かに4秒かけて息を吸い」、「7秒間息を止め」、「口から8秒かけて息を吐き出す」です。
この呼吸法は、1日に数回、数分間ずつ行うことで効果的です。
また、事前に転職したい企業や職種についてのリサーチを行い、自分が具体的に何を求められるのか理解することで、自信を持つことができます。
そのうえで、面接の練習を何度も繰り返し、自分の答えをリハーサルすることも有効です。
面接の練習方法とは?
面接の練習方法として、まず一般的な面接の質問(「あなたの長所と短所は何ですか?」など)に対する自分の答えを考えてみてください。
答えを用意したら、それを声に出して読み上げてみましょう。
また、録画や録音を行い、自分の表情や声の調子、話し方をチェックするのも有効です。
さらに、友人や家族に面接官役を頼んで、実際の面接を模したロールプレイを行うのもよいでしょう。
フィードバックをもらうことで具体的な改善点が見えてきます。
自己PRでは、自分の経験やスキルを具体的なエピソードと結びつけて語ることが大切です。
これには、「STAR法」(状況(Situation)、タスク(Task)、行動(Action)、結果(Result))を活用しましょう。
これらの要素を含むストーリーを用意し、それを何度も練習することで、頭が真っ白になった状態でも自己PRできるようになります。
といっても、友達・家族に面接の練習を見てもらうのは、ちょっと恥ずかしいですよね。
録音・録画も、あまりの出来映えにガクゼンとして、面接に行く意欲が無くなっちゃいそうで怖い。。
そんな自分は、部屋で一人で声を出して練習していました。
面接で一番怖いのは「声が出ない」こと。
面接は、受け答えの内容の前に、ハッキリとした声がでることが大事。
自分が年をとったから、相手の面接官が年下だからとかは、ハキハキした受け答えをしない理由にはなりません。
ハッキリとした大きな声が出ているだけで、面接での印象は変わります。
家族・友人に面接を見てもらう事や、録画がちょっと気恥ずかしい場合は、とにかく一人の時に部屋で「声をだす練習」をしてください。
意外と自分でイメージしていたより声は出ないものです。
面接の下準備として、声を出す練習だけでもやっておけば、自信を持って面接に立ち向かえます。
面接嫌いを克服するための心構えは何?
面接で失敗すると、自尊心が傷つくこともあります。
しかし、失敗は避けられないことであり、また、成長のためには必要な経験です。
面接に失敗したとしても、それはあなた自身の価値を傷つけるものではありません。
失敗から学び、次に活かすためのフィードバックとして捉えることが重要です。
「この面接は次の面接をするための予行練習だったんだ。」と思うと気が楽になります。
また、心の準備としては「完璧を求めない」ということ。
面接は対話であり、完璧なパフォーマンスを求められるものではないということを理解しましょう。
面接官の求める基準に達することは重要ですが、私たちがすべての面接で完璧なパフォーマンスを発揮することは難しい事。(面接官も完璧は求めていません。)
自分自身に達成不可能な基準をつくるのではなく、リアルな目標を設定していきましょう。
(例えば、大きい声で目を見てハッキリと答えられた。面接官の質問にモゴモゴと口ごもらなかったなどです。)
失敗による落ち込みは、自然な感情の反応です。
感情を否定せず、その存在を認めて感じること自体は問題ではありません。
そのうえで、その感情をどう処理するかが重要です。
具体的な手段としては、深呼吸をしたり、散歩をしたりして気分をリフレッシュして、気持ちを切り替えます。
また、失敗は結果に過ぎないという考え方を持つことも重要です。
一回の面接で採用されなかったという結果は、あなた自身の能力や価値を否定するものではなく、その特定の面接で必要な要素が欠けていただけ、というふうに考えます。
(たとえば、即戦力を募集する求人に未経験者が挑戦しても、その人の能力や性格などと関係なく不採用になる可能性は高いでしょう。)
失敗とは、学びや成長の機会と捉えるべきです。
そうすることで、過度に落ち込むことなく、次に生かすための具体的な行動を前向きに考えられるようになります。
ちなみにですが、やはり本物の面接官がいる緊張の元、一通り面接をしてみないと、自分の面接時の反省点がわかりません。
そこで自分は、あまり気乗りしない会社の面接を予行練習がてら一度行ってから、行きたい会社の面接に行くようにしていました。
そうすると、面接の緊張感に少々慣れる事や、自分の問題点を改善したバージョンで面接にいけるので、受かる可能性が高まります。(裏技です。)
まとめ
面接は、何歳になっても緊張します。
ガチガチに緊張するのは当たり前。
面接官は面接の短い時間で、即戦力になるのか、育つ可能性はあるのか、仲間としてやっていけるのかを見極めなくてなりません。
即戦力を求めているのであれば、それ相応の力が無いと受かりませんが、「育つ可能性に賭けてくれる」会社であれば、現在の知識があまりなくても、この人なら頑張ってくれるだろうという気持ちにさせれば受かる可能性がグッとあがります。
転職の面接でおちいりやすいのが、「自分は年をとったから」「面接官が年下だから」という思いで、全力じゃないんです的な態度で面接を受けること。
これはすべて、面接官に伝わってます。
面接は全力で!
この人なら頑張ってくれるだろうという気持ちにさせましょう。
大きな声でハキハキと、受け答えの内容よりハッキリとした大きな声が出ているだけで、面接での印象は変わります。
面接の前には、1人で「声をだす練習」だけでも下準備としておこなっていきましょう。
それだけでも、自信を持って面接に立ち向かえます。